エルジン 16サイズ 15石、シリアル#3966478, 1888年製の懐中時計を直しました。
オーバーホール、錆び取り、ドテピン調整をしました。針合わせはセットレバー式ですが
普通の方式と少し変わっています。レバーを引くと角穴車が上に移動してセンター歯車かみ合い針合わせをします。欠点は角穴車の歯とセンター歯車の歯の位置が一致しないと貼り合せが出来ません。ケースは裏面がスケルトンになっていますのできれいなムーブメントがいつでも見れるので良いですがオリジナルケースではないようです。ガラス枠に丁番がなく、いちいちガラス枠を外して調整をしなければなりません。この方法ですとだんだんケースが甘くなるでしょう。