パッテック. フィリップ製の音叉時計を修理しました。時計は大きくてケース及びベルトはK18無垢製でずっしり重いです。1969年頃でしたかブローバアキュトロン(音叉腕時計)の講習会に一新時計(東京八重洲)に行きました。1週間で2種類の機種を習得して帰りました。その時にオリンパス製の双眼顕微鏡(60倍)と修理工具を購入しました、しばらく、アキュトロンを修理ましたがその後、クォーツ時計の時代に入り音叉時計を修理しなくなりましたし、マイクロテスターが故障した為に30年以上前からまったく修理はしておりませんでした。音叉時計はその後、スイスのオメガ社やラドー社等、日本のシチズン時計(ハイソニック)などで発売されました。しかしパッテック. フィリップク. フィリップ社が音叉腕時計発売しているのは知りませんでした。考えてみればブローバ&パッテックもどちらも一新時計が輸入していた事になります。今回 、音叉時計の修理を引き受けました経緯ですが以前にミニッツ、リピーターを修理に出された方の電話でパッテックの電池時計(友人の方の)を修理 をして貰えますかと言うことで一旦お断りしました。しかし、前記の理由で特別に引き受けました。ですから音叉時計、クォーツ時計の修理は今回限りにします。
兎に角、超精密な歯車(インデックス車)が組み込まれていて取り扱いを誤れば作動不能になる恐れが多分にあります。画像でもお分かりのように長径2.4mm位で300歯もあるインデックス車は絶対にピンセット等で掴んではいけません。ですから全部分解した写真を撮影する余裕はありませんでした。今回も画像を2回に分けて載せます。