ウォルサムの名品Crescent Street Patternを修理しました。この時計もバンガードに非常によく似ています。石も21石あり、受け板の模様も同じです。違うのはテンプ受け石がカットダイヤでない事でしょうか。製造は1895年です。この頃のウォルサム製は経営者の考えで非常に良い製品を作っていました。それから針合わせは竜頭で合わすタイプでセットレバータイプではありません。文字盤は磁器製であまり目立たないヘヤーラインが3本あります。風防はガラス製で周囲は面をとっています。ケースは表、裏面共スクリュータイプです。ケース直径は55mmです。