商館時計(スイス製)を修理しました。この頃のスイス製にはブランド名がないのが多いです。これらはエボッシュ製の初期のものです。今回はオーバーホール、ゼンマイ切れの為に取り替、元のゼンマイはブルースチール製でしたのでニバフレックス製に替えました。それからテンプ下穴石が真鍮製に替わっていましたので人造ルビー製に替えました。
サイズが丁度良いのがなくてFlat jewel holeをolive jewel holeに改造しました。要するに油の保持を良くする為です。例えば、戦前の19セイコーは平石(flat jewel)を使用しています。この改造は大変高度な技術が必要で日本で出来る人は2人くらいでしょう。